ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)(以下、「ベーカーマッケンジー」)は、J-STAR株式会社(以下、「J-STAR」)及びPotentia Capital (以下、「Potentia」)による日本の大手 HR SaaS プレイヤーである jinjer 株式会社(以下、「jinjer」)への共同資本参加にあたり、法的アドバイスを提供しました。

日本で中堅・中小企業への PE 投資を手掛けるJ-STAR は、2,000 億円以上の運用資産を有し、本投資は、750 億円規模の 5 号ファンドより 行います。オーストラリアを拠点にテック領域で PE・グロース投資を手掛ける Potentiaは、20 億豪ドル以上の運用資産を有し、 本投資は 2022 年に資金調達を完了した6 億 7 千万豪ドルの 2 号ファンドより行います。

jinjer は、日本でマルチモジュールのクラウド型人事労務システムを提供する企業です。日 本で、大企業から中堅・中小企業までの多くの顧客を抱え、サービスラインナップを拡大さ せ急速な事業成長を達成させてきました。jinjer の SaaS プラットフォームは、人事労務、給与計算、勤怠管理、経費精算、ワークフ ロー、人事評価、そしてタレントマネジメントと多岐にわたる領域をカバーしています。ま た、jinjer は、これらサービスを統合型データベース上にて提供することで、各サービス間 におけるシームレスな連携を実現しており、大企業から中小企業にまで幅広く一気通貫の HR サービスを提供できる国内有数の SaaS プレイヤーになります。

本案件は、ベーカーマッケンジー東京事務所のコーポレート/M&Aグループ、パートナーの辻本哲郎及びファイナンス&プロジェクトグループ、パートナーの北村辰一郎が率い、コーポレートM&Aグループ、パートナーの阿部諭、シニア・アソシエイトの丹羽達也及びアソシエイトの戸田隆寛、IPテックグループ、パートナーの岡田次弘、ファイナンス&プロジェクトグループ、カウンセルの和田卓也及びアソシエイトの辻安希子がサポートしました。