ベーカーマッケンジー、アサヒグループによるアンハイザー・ブッシュ・インベブ社のブランド及び関連事業の取得にかかる融資に関して、三井住友銀行に法的アドバイスを提供
【東京発2017年4月14日】ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)(所在地:東京都港区、代表パートナー:ジェレミー・ピッツ)は、アサヒグループホールディングス株式会社(以下、「アサヒグループ」)がAnheuser-Busch InBev SA/NV(以下、「AB インベブ社」)から、①ビールブランド「Peroni」、「Grolsch」、「Meantime」及びその関連事業の取得、並びに②ABインベブ社のチェコ共和国、スロバキア共和国、ポーランド、ハンガリー、ルーマニア(以下、「中東欧5カ国」)事業を取得した両案件において、融資を行った株式会社三井住友銀行(以下、「三井住友銀行」)に対し、法的アドバイスを提供しました。
アサヒグループは、「Peroni」、「Grolsch」、「Meantime」ブランド及びその関連事業を2016年10月に25億5,000万ユーロ(約2,945億円)で、中東欧5カ国事業(「Pilsner Urquell」、「Kozel」、「Tyskie」をはじめとするブランド及びその関連資産)を2017年3月に73億ユーロ(約8,737億円)で、それぞれAB インベブ社から取得しました。
両取引は、2016年10月に成立したABインベブ社によるSABMiller plc(以下「SABミラー社」)の買収取引(買収価額は1,050億米ドル)に関連し、当該ABインベブ社・SABミラー社間の取引の独占禁止法上の要件を満たすために当該ブランド及び事業のスピンオフを行ったものです。
ベーカーマッケンジーでは、東京事務所の銀行・金融グループのギャビン・ラフテリー及び北村辰一郎がリードパートナーとして、両案件チームを率いました。
両案件について北村弁護士は、「このような非常に重要な取引案件において、三井住友銀行とアサヒグループに支援をご提供することができたことを大変光栄に思います」と述べています。
さらに、ベーカーマッケンジーのグローバル買収ファイナンスグループの代表を務めるラフテリー外国法事務弁護士は、「このような複数の法域にまたがる複雑な取引案件に携わることができたことで、ベーカーマッケンジーの買収ファイナンス分野における高い専門性と商業的優位性とを改めて示すことができたと思います」と述べています。