COVID-19による混乱を受けて、既に市場で顕在化していた、事業のデジタル化やサプライチェーンの不安定というトレンドには拍車がかかっており、変革は「できれば実行したほうがよい」ものから必須の取り組みへと変わっていることが、ベーカーマッケンジーの最新の調査で明らかになりました。この調査は、製造業の6つの分野における企業リーダー700人を対象に、2020年初頭に第1回が実施され、その後パンデミックが世界経済に波及した2020年末にも第2回目が実施されました。

本調査では、テクノロジーの獲得やシステム、ネットワーク、サービスの再構築を目指す企業の新たな動きや意欲が生まれていることが浮き彫りとなっています。「大胆な事業転換の好機:製造業の変革(A License to be Bold: Transforming Industrials)」と題した報告書では、新市場への適応、成長を可能にするデジタル化、混乱に耐えうるサプライチェーン、持続可能性という4つの分野に焦点を当てています。

ベーカーマッケンジーの産業・製造・輸送業グループのグローバル・チェアであるニコラウス・ラインフーバーは、「変革への緊急性は高まっており、変革に対するステークホルダーの支持が強まるとともに、短期の業績より長期の存続可能性が重視されるようになっています。混沌とした状況に大胆でイノベーティブなビジョンをもって対応し、効果的な策を実行している企業が、今後成長する最適な環境に置かれているといえるでしょう。製造業にとっては大胆な転換に踏み切れる土壌が整ってきています」と述べています。

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