概要

当事務所には、ICC、JCAA、LCIA、SIAC、HKIAC、KLRCAなど各国の主要な仲裁機関において、代理人及び仲裁人としての実務経験を有する日本法弁護士及び外国法事務弁護士が在籍しています。これらの弁護士が、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、香港など世界各国のオフィスに所属する商事仲裁のエキスパートらとシームレスに連携し、世界各地における重要な仲裁案件において、包括的なアドバイスを提供しています。

特に、東南アジアの国々など新興諸国におけるアウトバウンド投資に関わる紛争案件については、発展の目覚ましいシンガポール、香港の仲裁センターと緊密な連携を持ち、各国オフィスとも協働しつつ、両国はもとより世界各地における仲裁案件の代理業務に携わると同時に、契約書の起案段階における、事案に即した仲裁地及び仲裁機関の選定についてもアドバイスを提供しています。また、国境を越えた紛争の調停に関する案件も取り扱っています。

主要実績

  • プロジェクト管理上の問題により生じたとされる損害をめぐり、アラブ首長国連邦のアブダビを拠点とする現地下請け業者によりアブダビ商業調停仲裁センター(ADCCAC)に申し立てられた仲裁案件に関して、日本の電子機器メーカーを代理。
  • 日本における採炭プロジェクトに関して国際仲裁裁判所(ICC)に申し立てられた仲裁案件において、日系鉱業会社を代理。
  • 日系一般社団法人により国際仲裁裁判所(ICC)に申し立てられた仲裁案件において、オーストラリアの製薬会社を代理。
  • 販売店契約の解除をめぐり日系自動車メーカーとの間に生じた紛争に関して日本商事仲裁協会(JCAA)に申し立てられた仲裁案件において、ギリシャの販売代理店を代理。
  • 日系製薬会社を相手取った独占ライセンス契約解除に関する紛争をめぐり、スイスの製薬会社主導で日本商事仲裁協会(JCAA)に申し立てられた仲裁案件において、仲裁人として代理業務を提供。
  • 主要海外プロジェクトに関して日本の建設会社2社の間で生じた紛争をめぐり、日本商事仲裁協会(JCAA)に申し立てられた仲裁案件において、共同仲裁人を担当。
  • 建設工事をめぐる紛争に関してシンガポール国際調停センターに申し立てられた調停案件において、日系企業を代理。
  • 日系工具製造・販売企業との間の紛争に係る暫定的な仲裁判断の承認及び執行手続に関して、クライアントを代理。