教育・研修制度
所属弁護士に対する教育研修
わたしたちは人材をもっとも大切にします。所属する弁護士全員が事務所にとってかけがえのない人材であるという基本理念に基づき、個々人が潜在能力を最大限に発揮することができるよう、専門教育に力を入れています。わたしたちの育成制度の特徴は以下の通りです。
- 法律知識はもちろん、日々複雑になって行くクライアントのニーズを満足するために必要なコミュニケーション、人間関係管理などの総合的なスキル教育を提供します。
- パートナーおよびアソシエイト弁護士によって構成されたクオリティマネジメント委員会において弁護士が提供するサービスの質の確保と断続的な向上を目的とした人材育成の方向性と内容を決めます。
- 育成専門家に構成された別途の人材管理チーム(Talent Management Team)が多様な教育プログラムを企画および提供します。
- 教育はベーカーマッケンジーの採用する世界標準レベルの弁護士研修制度に基づいています。
- 英語教育や外国ロースクールへの留学支援等、国際的な弁護士に育つための様々な制度を整えています。
新規採用された弁護士には、企業渉外法務の基礎、英語およびコンピュータ等の集中研修を行うとともに、入所後1年間は、複数のプラクティス・グループの業務に携わることで、OJTによって幅広く渉外・企業法務の経験を積んでいただく「ローテーション制度」を導入しています。また、当事務所は法令改正などの一般法務に関する勉強会、専門グループ別の研究会、外部講師によるスキル講習(英文ドラフティング、プレゼンテーション技術、交渉実務等)、などを企画、開催しています。
若手弁護士の育成支援制度
こうした教育研修の機会に加えて、当事務所では、若手弁護士が長期的な目標を持ち、企業渉外法務の専門家として成長してゆけるよう、ベーカーマッケンジーが開発した総合的なキャリア支援システムを導入しています。そこでは、世界的トップ企業において導入されている専門家育成の方法論にもとづいて、「専門知識、人材管理、案件管理、依頼者関係、業務開拓」という5つの視点から、若手の弁護士がそれぞれの個性に応じた実務能力を高めるためのガイダンス、業績評価などの機会を提供しています。 このシステムは世界最高水準の人材育成戦略としてハーバード経営大学院から認められました。
国際的弁護士の育成
わたしたちは日本最大の外国法共同事業、そして世界最大級の規模を持つ法律事務所として持っているネットワークや資源を活用し、日本の若手弁護士を世界で活躍する弁護士に育てます。そのために、わたしたちは以下のような様々な機会を提供しています。
- 各種英語教育
- 週に一度の少人数制英会話レッスン、オンライン英語教育など
- 留学
- TOEFL準備 サポート、留学準備セミナー、留学支援、グローバル奨学金制度、新人弁護士英国語学研修
- 海外研修
- 海外オフィスにての長期研修、合同トレーニングセッションなど
所内研修会の例
- 知的財産権法基礎講座シリーズ
- 会社法入門
- 金融法体系と基本用語
- 企業結合規制の枠組みと実務
- クロスボーダー取引における紛争解決のための法的枠組みと実務
- 一般税制入門
- 金商法入門~開示規制の概要・実務的視点からの規制違反の効果
- 不動産取引概論
- 日本及び東南アジアにおけるライドシェアの実態と法的規制
当事務所の若手弁護士が参加した海外オフィスとの合同研修会
- プライベート・エクイティ及びヘルスケア – 共同トレーニング(2015年9月オーストラリア)
- M&A、プライベート・エクイティ及び証券 – 共同トレーニング(2015年5月ベトナム)
- 不動産法アソシエイトトレーニング(2016年6月ベトナム)
- バンキング&ファイナンススクール(2015年11月タイ)
- 知的財産権アソシエイトトレーニング(2015年9月タイ)
- 税務・通商貿易 – 共同アソシエイトトレーニング(2016年6月ベトナム)
- アジア太平洋地域ミッドレベルアソシエイト 合同ミーティング(2016年8月シンガポール)
- アジア太平洋地域シニアアソシエイト 合同ミーティング(2016年11月マレーシア)