プロフィール
東京事務所のファイナンス&プロジェクトグループのパートナーであり、再生可能エネルギーグループ共同代表。2010年に手がけた案件、ゴールドマンサックスによるユニバーサルスタジオジャパンのMBOのための買収ファイナンスがALB Law AwardsのDebt Market Deal of the Yearを受賞、また2018年には福島県・相馬港天然ガス発電事業(1,180MW)においてDeal of the Year at the 2018 ALB Law Awardを受賞。2019から2022年度Chambers Asia Pacific におけるプロジェクト及びエネルギー分野のBand 1弁護士にランキング。
内閣府PFI推進委員会専門委員(2010年~2020年)、国土交通省空港運営のあり方に関する検討会委員(2011年)、国土交通省我が国建設企業の海外PPP事業への参画のための戦略検討委員(2012年)、日本風力発電協会会員(洋上風力金融タスクフォースリーダー2020年~)、再生可能エネルギー、PFI、PPP、プロジェクトファイナンスを専門とする。
多数の出版物に寄稿し、また、各種セミナーを企画担当する。
取扱業務
プロジェクト・ファイナンス、再生可能エネルギー(太陽光、風力、バイオマス、地熱、小水力)、海外インフラPPP、PFI、国際調達、買収ファイナンス、国際協力銀行、日本貿易保険等の制度融資、不動産ファイナンス、不良債権処理、証券化等金融関連業務。国内外の金融機関及び事業会社を代理する幅広い経験を有する。
主要実績
- 港湾洋上風力220 MW、160 MW、100 MW、一般海域洋上風力入札支援Round1等1GW超、北海道幌延、さらきとまない、青森県六ヶ所村、秋田県八竜、石川県輪島、愛媛県三崎町、北九州響灘風力発電所等の風力発電所17ヶ所超、300MW超、丸紅大分6号地82MW、ソフトバンク/三井物産苫東111MW、米子43MW、レノバ富津40MW、住友商事愛媛西条23MW等のメガソーラ太陽光発電所250ヶ所超、累計3,000MW超、向浜木質バイオマス発電20MW、吾妻木質バイオマス発電所13MW、石狩バイオマス50 MW、75MW x 3及び50MW x 4等のバイオマス発電プロジェクトファイナンス500 MW超、ごみ発電:福岡クリーンエナジー(25MW)、東京臨海リサイクル発電(23MW)、豊橋複合バイオマス発電(9MW)、君津ごみ発電(11.8MW)、ユニバーサルスタジオ・ジャパン向け(1,250億円)等のプロジェクトファイナンス
- 大型商用蓄電池30MW/90MWh、30MW/125MWh等案件でスポンサーを代理
- 相馬港天然ガス発電事業(融資金額1400億円、1180MW)において、石油資源開発株式会社、三井物産株式会社その他のスポンサー及び事業者を代理、福島石炭ガス化複合発電(IGCC)事業(事業規模3000億円、1080MW)において、株式会社三菱東京UFJ銀行その他の金融機関を代理
- 国内PFI取扱案件250件超、仙台空港、関西空港、福岡空港、熊本空港、北海道7空港コンセッション(3, 651億円)、広島空港、愛知有料道路コンセッション、宮城上工下水道コンセッション、国立競技場(オリンピックスタジアム)運営コンセッション、羽田国際空港貨物ターミナル、エプロン、旅客ターミナル(入札支援)、那覇空港管制塔、航空保安大学校、衆参議員会館、福岡クリーンエナジー、高知、八尾、駒込、松沢、愛媛、筑波大学、神奈川癌センター各病院、国立大学法人の各校舎、合同庁舎九段3号館、美祢刑務所、エジプト大使館、知多浄水場、横浜市北部下水処理場消化ガス発電等のPFI事業、国際協力機構(JICA)協力準備調査(PPPインフラ事業)でハノイ浄水場、インドネシア・ジャカルタ下水処理場、西ジャワ州廃棄物処理場、ハノイ近郊鉄道、モンゴル地下鉄、フィリピンダバオ市のごみ処理発電等の法制度調査、台北市を共同代理して住宅1,500戸のPPP計画作成
- フィリピンのミラント発電所の丸紅/東京電力による買収(4,400億円)に際して、国際協力銀行、三井住友銀行、みずほコーポレート銀行のシニアローン(3,300億円)と共に野村證券がメザニンローン(230億円)を提供した案件において野村證券を代理
- BNPパリバ銀行のベトナム財務省向けNEXI保険付き融資(300億円)においてBNPパリバ銀行を代理
- ゴールドマンサックス等によるユニバーサル・スタジオ・ジャパンのTOBに関する買収ファイナンス(750億円)で銀行団を代理
- ジャフコによる明光商会のMBO(220億円)における買収ファイナンスで住友信託銀行を代理
- コバレントマテリアルからの水力発電所の買収に関する買収ファイナンス(30億円)で住友信託銀行を代理
- カナダ大使館、ドイツ文化センター、EU大使館(入札支援)フィンランド大使館(PPP契約書作成)等
著書・論文
論文
- 洋上風力発電金融ガイドブック 1(共著、日本風力発電協会2021年6月)
- 「被災地における太陽光発電PPPプロジェクト」『銀行法務21』(経済法令研究会2012年7月号)
- 「太陽光発電事業」『参入実務&契約資料集』(共著、綜合ユニコム2013年3月)
- 「プロジェクトファイナンス(日本)」(Getting the Deal Through、2013年)
- 「太陽光発電事業」『参入実務&契約資料集』(共著、綜合ユニコム2013年3月
- 「World Legal & Business Guide No.7メキシコ」『Business Law Journal』(レクシスネクシス、2011年10月号)
- 「風車事業:日本進出の際に知るべきこと」『日本風力エネルギー学会誌 第36巻 第2号( 通巻 第102号)』(共著、日本風力エネルギー学会、2012年8月)
- 「World Legal & Business Guide No.4ブラジル」『Business Law Journal』(レクシスネクシス、2011年7月号)
- 「World Legal & Business Guide No.3イギリス」『Business Law Journal』(レクシスネクシス、2011年6月号)
- 「将来債権譲渡担保に対する国税徴収法24条の物的納税責任の優先」『金融法務事情』(きんざい、2005年5月号)
- 「改正信託業法が生み出す新たな不動産関連ビジネス」『リアルエステートマネージメントジャーナル』(ビーエムジェー、3月号)
- 「PFI事業向けプロジェクト・ファイナンスと今後の課題 -国・地方公共団体の債務負担行為の観点から-」『銀行法務21』(経済法令研究会、2003年9月号)
- 「日本におけるPFI活用の概況と法的諸問題」『企業法学』(商事法務研究会、2003年)
- 「日本におけるプロジェクト・ファイナンスの立法課題」『ジュリスト』(有斐閣、2003年2月1日)
- 「日本におけるプロジェクト・ファイナンス、PFIの活用の概況と法的諸問題」『債権管理』(金融財政事情研究会、2002年10月)
- 「東京青山・青木法律事務所のPFIの取り組み」『地域開発』(日本地域開発センター、2002年8月)
- 「日本におけるプロジェクト・ファイナンスの最近の論点」『金融法務事情』(きんざい、2002年6月)
- 「日本におけるMBOファイナンスの法律的側面」『金融法務事情』 (きんざい、2001年10月)
- 「PFIへの取組みのススメ」『銀行法務21』(経済法令研究会、2002年4月号、5月号)
- 「アジアにおけるプロジェクト・ファイナンス」『海外建設協会』 (1996年8月)
- 「国際訴訟Q&A」『商事法務』(共著、商事法務研究会、1996年)
- 「アジアビジネス法務ガイド」『日経BP』(共著、インドネシア担当、1996年)
登録
日本(1988年)
所属
- 東京弁護士会
- 国土交通省PFIの事業プロセス改善研究委員(2007年)
- 内閣府PFI推進委員会専門委員(2010年~2020年)
- 国土交通省空港運営のあり方に関する検討会委員(2010年)
- 国土交通省我が国建設企業の海外PPP事業への参画のための戦略検討委員(2012年)
- 一般社団法人バイオマス発電事業者協会賛助会員
- 一般社団法人日本風力発電協会洋上風力タスクフォースリーダー(2020~)
受賞歴
- Asia Real Estate Deal of the Year 2000 Project Finance International Universal Studios Japan
- Asia Pacific Municipal Finance Deal of the Year 2002 Project Finance International福岡クリーンエナジー
- 2010年 ALB Japan Law Awards:Debt Market Deal of the Year受賞。(『ゴールドマンサックスによるユニバーサルスタジオジャパンのMBOのための買収ファイナンス』)
- 2018 年ALB Japan Law Award:Deal of the Year受賞。(『福島県・相馬港天然ガス発電事業の開発』)
学歴
- 一橋大学法学部卒業(1986年)
- ロンドン大学(UCL)卒業 法学修士LLM(国際ビジネス法)取得(1992年)
言語
日本語、英語