ベーカーマッケンジーは、長年に渡り、当地域における事業支援を数多く行ってきましたが、今回、これまでの経験を踏まえ、主要国として、UAE、トルコ、サウジアラビア及びエジプトを挙げ、中東・アフリカ地域への投資を行う、又は検討している日本企業にとって有益な情報提供となるよう、法的側面から見た中東・アフリカ地域のヘルスケア分野の投資環境をレポートします。加えて、特に各国において法制度が異なり得る病院経営に関する法規制を中心に現地法規制を概説します。

第3回として、本ニューズレターにおいては、トルコを取り上げます。

トルコでは近年の急速な人口増加、国民皆保険制度による医療へのアクセス改善や経済成長に伴う医療需要の高まりを受けて、政府主導の下、PPP方式を活用した病院整備事業が進められています。また、近時でも、日系大手商社によるPPP方式での病院運営事業への参画がみられたり、日本企業による医療機器事業分野でのM&Aが行われたりするなど、日本からトルコにおけるヘルスケア分野への投資は大きな注目を集めています。

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