2022年12月6日、米国司法省(DOJ)は、テキサス州南部地区連邦地方裁判所に提出した起訴状を公開したと発表した。起訴状の概要は、テキサス州ロス・インディオスおよびその周辺地域におけるtransmigrante forwarding agencyサービスに関して、市場分割や価格操作についての共謀等に関与し市場の独占を図ったとして複数の個人を、シャーマン法第1条違反及び同法第2条違反を含む11件の訴因にて起訴したというものである。

以前のアラートにおいて、DOJが個人責任の厳格な処分を方針として打ち出しており、今後米国でシャーマン法を含む反トラスト法の執行の活性化などを通じて個人に対する刑事訴追が積極的になされる可能性があることを指摘したが、本件起訴はDOJの同方針を裏付けるものといえる。

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