[動画] 米国サイバーセキュリティ最新情報
ランサムウェアが日進月歩で進化する中、サイバーセキュリティリスクは地域や業種を問わず、すべてのお客様にとって最大の懸念事項となりつつあります。また、デジタル化がビジネスのインフラとして必須化する中、サイバー攻撃によるビジネス上の負の影響は計り知れません。こうしたサイバーセキュリティーリスクへの対応として、最新のサイバー攻撃の態様、インシデント対応などについて情報をアップデートしておくことは、企業にとっての生命線とも言えます。
この度、元ニューヨーク州サイバーセキュリティタスクフォースヘッド、元コンピュータープログラマーおよびITアナリスト、元コンピューター科学者といった、多様かつ専門的なバックグランド持つ弁護士メンバーから構成された、ベーカーマッケンジー 米国サイバーセキュリティチームの来日に合わせ、米国におけるサイバーセキュリティ最前線について、東京事務所の吉田武史がモデレーター役として質疑応答を行った解説動画をご用意いたしました。
各10分以下の動画ですのでお気軽にご視聴ください。
米国サイバーセキュリティの最新情報 (2023年1月末)
ランサムウェアの進化が止まりません。被害対象となる企業は、大手企業に止まらず、海外子会社を含む中小企業まで拡大しており、被害地域も欧米からアフリカ、南アメリカ、アジアへと、順に広がりを見せています。
規制や法律上の懸念点
米国財務省外国資産管理局(OFAC)は、サイバー攻撃について当局への報告を強く推奨しており、インシデント発生時においては、当局とのコミュニケーションにも配慮する必要があります。
対抗策
サイバーセキュリティ・インシデントにおける最大のリスク要素は、リーガルリスクであり、グローバルでの対応が求められるのが特徴的です。ワンストップでグローバルでサポートできるのがベーカーマッケンジーの強みとなります。
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Cyrus R. Vance Jr. パートナー、ニューヨークオフィス
ベーカーマッケンジーの北米訴訟・政府機関執行業務、およびグローバル調査・コンプライアンス・倫理業務におけるパートナー。ニューヨークを拠点とし、サイバーセキュリティ業務のグローバルチェアを務める。公共部門と民間部門の両方における30年以上の豊富な経験を生かし、注目を集める国境を越えた捜査や執行問題、サイバーセキュリティ事件、サイバーセキュリティリスク、侵害対策、プライバシーおよびデータセキュリティ問題についての包括的なガイダンスにて、クライアントへアドバイスしている。ベーカーマッケンジーに入所する以前は、マンハッタン地方検事を3期連続(12年)務めた。
Stephen E. Reynolds パートナー、シカゴオフィス
ベーカーマッケンジーの北米知的財産・テクノロジー部門のメンバーであり、データプライバシーとサイバーに関するあらゆるサービスをクライアントに提供。ランサムウェア攻撃、資金移動詐欺、データ漏洩、ビジネスメール漏洩問題など、サイバーセキュリティ事件への対応において、フォーチュン50社から中小企業まで、あらゆる規模の企業ににアドバイスを提供している。元コンピュータープログラマーおよびITアナリストであり、データプライバシーとセキュリティ、電子証拠開示、ソーシャルメディア証拠開示、コンピューターフォレンジックに関わるケースで、知識と経験を生かせる貴重な存在。
Nicholas R. Merker パートナー、シカゴオフィス
10年に渡りコンピューター・システム、ネットワーク、セキュリティ・エンジニアリングの経験を積み、実務家として特にヘルスケア産業、テクノロジーサービスプロバイダー、アドテクノロジー企業など、新技術に深く根ざしたプライバシーおよびサイバーセキュリティの問題を中心に、実践的で実用的なプライバシー遵守およびサイバーセキュリティ・インシデント対応に関するアドバイスを提供している。コンピューター科学者でもり、弁護士になる以前は、大手ドットコムにて情報セキュリティ・チームおよび情報セキュリティ・プログラムを統括。