概要

パリ協定が定める義務の履行のため、政府や企業が温室効果ガスの排出量の規制に向けた措置を講じる中、ベーカーマッケンジーは、リスクとビジネスチャンスとのバランスを含めて、気候変動の要素がビジネスにもたらす影響に関して、クライアント企業に継続的にアドバイスを提供しています。

当事務所の環境グループは、初の二酸化炭素排出量取引契約書の起案、初の炭素基金の設立、初の二酸化炭素デリバティブ取引におけるアドバイスの提供等、環境分野における先駆的案件に数多く携わってきました。国内企業・多国籍企業の双方から選ばれる法律事務所として、証券、ファイナンス、税務、M&A等の各分野における専門性を活かして、効果的な二酸化炭素取引の遂行を支援します。

また、当グループは、二酸化炭素プロジェクトの開発及びファイナンス、自主的な排出削減への取り組み、その他画期的な取引に関するアドバイスも提供しています。

主要実績

  • 京都議定書、クリーン開発メカニズム(CDM)及び共同実施(JI)プロジェクトに関して、アドバイスを提供。
  • チリの硝酸プラントに係る排出枠売買契約に関して、日本の商社にアドバイスを提供。
  • 地方企業から282万トンの温室効果ガス排出クレジットを購入した案件に関連して、認証排出削減量購入契約書の起案に関して、日本の電力会社にアドバイスを提供。
  • 認証排出削減量を欧州の買主に売却した案件に関連して、売買契約書の起案に関して、日本のエンジニアリング企業にアドバイスを提供。