ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)(以下、「ベーカーマッケンジー」)は、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)がOcean Winds, S.L.(以下、「OW」)が大株主としてポルトガルで稼働中の浮体式洋上風力発電所「WindFloat Atlantic」を運営するWindplus S.A.の株式21.2%を取得するにあたり、法的アドバイスを提供しました。本取引は11月に完了しました。東京ガスのポルトガルの浮体式洋上風力発電事業への参画に関するプレスリリースはこちらをご覧ください。

本投資により、東京ガスとOWは共同事業者となり、東京ガスが海外浮体式洋上風力発電事業へ初参画したことを意味します。

OWが開発したWindFloat Atlanticは、8.4MWの発電能力を持つタービンを搭載した世界初のセミサブ型浮体式洋上風力発電所です。Principle Power Inc.が開発した独自の浮体式基礎システム「WindFloat®」技術を採用しており、非常に優れた構造安定性を誇り、最大波高20m、最大瞬間風速38.8m/sという大しけの中でも稼働した実績があります。OWは2020年以来、同施設のマジョリティ・オーナー兼オペレーターを務めています。

本案件は、ベーカーマッケンジー東京事務所のファイナンス&プロジェクト グループ、パートナーのサミール・デサイが率い、同グループ、アソシエイトのバートレット今出川 義寛、独占禁止法・競争法グループ、パートナーの鈴木道夫、更にベーカーマッケンジー マドリッドオフィスがサポートしました。