【東京発2018年1月22日】 ベーカーマッケンジーは、日本最大級の金融グループである、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、「MUFG」)によるインドネシア共和国の大手商業銀行PT Bank Danamon Indonesia Tbk.(以下、「バンクダナモン」)への戦略出資に関して、MUFGにアドバイスを提供しました。

本出資は、MUFGのアジア・オセアニア地域における成長基盤の強化に加え、インドネシアの銀行部門の発展にも寄与するものと期待されます。

本件では、MUFGの商業銀行部門である株式会社三菱東京UFJ銀行が、Asia Financial (Indonesia) Pte. Ltd.およびその他関連会社と条件付株式売買契約を締結しました。MUFGは、2017年12月29日付で、第一段階の出資を完了、バンクダナモンの発行済み株式の19.9%を取得したことを発表しています。

ベーカーマッケンジーのインドネシアオフィスが、シンガポールおよび東京オフィスの専門家チームとの緊密な連携のもと、本件をリードしました。インドネシアオフィスからは、金融・プロジェクトグループを率いるシニア・パートナー、エルワンディ・ヘンダルタ(Erwandi Hendarta)をリードパートナーとして、パートナーのマハディカ・サルジャナ(Mahardikha Sardjana)およびインダ・レスパティ(Indah Respati)、アソシエイトのバーナデタ・ティアシタ(Bernadeta Tyassita)およびエディ・ドゥワンダ(Eddie Dewanda)が本件に携わりました。また、シンガポールオフィスでは、プリンシパルのミンツェ・リーン(Min-tze Lean)およびアレックス・タン(Alex Tan)、並びにアソシエイトのデイヴィッド・ヨン(David Yong)およびハイディ・シャム(Heidi Shum)が、東京オフィスでは、パートナーの阿江順也およびシニア・アソシエイトの鈴木道夫が、それぞれ本件に携わりました。

本案件についてヘンダルタは、「このような、MUFGのアジア・オセアニア地域の事業戦略における節目とも言える極めて有意義な案件において、同グループにアドバイスを提供できたことを非常に嬉しく思います。本案件では、インドネシア市場における金融機関のM&Aに関する当ファームの豊富な経験を十二分に活かすことができたと思います」と述べています。

さらにヘンダルタは、「クロスボーダーの案件を成功裏に導くためには、包括的な支援を提供できるかどうかが要となります。日本、シンガポール、インドネシアの三カ国に跨った今回の案件では、各国の法務に精通した弁護士が緊密に連携して実務にあたりましたが、この点でも、広大なグローバルネットワークを誇るベーカーマッケンジーの強みが活きたと思います」と述べています。

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