ベーカーマッケンジーは、年金基金のAPG Asset Management (以下、APG)に対し、データセンター・プラットフォームであるOneAsiaの株式20%の取得に関して法的アドバイスを提供しました。

本案件は、2020年に同地域でベーカーマッケンジーが関与した、APGによる大規模データセンター・ソリューションプロバイダーであるChindataの株式10.43%の取得案件に続く2件目の投資となります。

OneAsiaは、アジアにおける総合的なデータセンターの開発・運営を行っており、ITサービス、クラウドベースのソリューション、データセンターサービスを提供しています。香港に本社を置くOneAsiaは、アジア全域でデータセンターを運営しており、日本、韓国、タイへのポートフォリオ拡大を進めています*。

ベーカーマッケンジーによる複数の法域に跨って編成されたチームとして、グローバルファンド・グループ共同代表を務める香港オフィスのJason Ngがリードパートナーとなり、同オフィスの Hayley Irons、William Tsang、 Kerwin Liおよび Mandy Lan 、上海所在のFenXun Partners(ベーカーマッケンジーの共同事業パートナー)のAlexander Gong 、バンコクオフィスのDuangkamon Amkaew、さらに東京事務所の池田成史およびクリス・ホジェンズが、本件に関与いたしました。

本案件について、Ngは、「今回の案件は、急成長するデータセンターのマーケットに対し、APGが参入していく重要なマイルストーンと位置付けられます。このような案件に私たちが関与できましたことを大変光栄に思います。私たちは、これからも様々な地域に、戦略的に投資を進めていくAPGに対して、引き続きサポートできることを楽しみにしています」と述べました。

ベーカーマッケンジーは、データセンター分野でのリーガルサービス提供においてマーケットを牽引しています。豊富な経験を有する当チームは、データセンターの投資家、開発者、運営者、エンドユーザーに対して、ファンドの投資審査、世界各地のデータセンターの買収、資金調達、リース、計画、開発、運営に関する法的アドバイスを提供しています。不動産、ファンド/PE、TMT、プロジェクト・ファイナンス、税務、エネルギー、規制、データ・セキュリティなどの分野に精通した弁護士が、業界に対する洞察力と法的専門知識を駆使し、アジア太平洋地域および世界各地のデータセンター全体のあらゆる側面からクライアントをサポートしています。

*APG makes second data center investment in Asia, PERE, 14 April 2021