ベーカーマッケンジー、東京都府中市における40MWのデータセンター・キャンパス建設に関するGDSとの提携について、Gaw Capitalに法的アドバイスを提供
ベーカーマッケンジーは、Gaw Capital Partners (以下、「Gaw Capital」)が、アジアにおける高性能データセンターの開発・運営で業界をリードするGDSと提携し、東京都府中に40MWのキャリアニュートラル ・データセンター・キャンパスを建設するにあたり、法的アドバイスを提供しました。
Gaw Capitalは、同社が運営するファンドを通じて、東京都心から30キロ弱の場所に位置するデータセンター集積地、府中インテリジェントパークに隣接する2つのデータセンター用地を取得しました。総敷地面積は10,969平方メートル、IT供給電力は40MWに達する見込みで、IT負荷の点では府中市最大のデータセンター施設となります。GDSはすでに顧客ニーズを集積しており、2026年末までに運用を開始する予定です。
ベーカーマッケンジーは、データセンターと不動産の専門家で構成されるクロスボーダーのチームを編成し、本案件に関してGaw Capitalにアドバイスを提供しました。チームは香港を拠点とするパートナーのJason Ngがリードを務め、香港のスペシャル・カウンセルであるMandy Lan及びアソシエイトのElaine Lin(外国法事務弁護士)、東京事務所のパートナーである池田成史及び川村麻紀、アソシエイトである冷水亮太で構成されました。
本案件についてNgは、「インターネット・データセンター分野へ事業拡大するGaw Capitalの戦略的本案件に携われることができ、光栄に思っております。日本では、安全で拡張性のある最先端のデジタル・インフラに対する需要が高まっており、今回の案件は、日本企業の将来のニーズを予測し、それを満たすというGaw Capitalの先見性を示すものです。今後とも、Gaw Capitalがアジア太平洋地域で更に投資ポートフォリオを拡大するにあたり、私たちは法的分野で貢献できることを楽しみにしています」と述べています。
ベーカーマッケンジーは長年にわたり、Gaw Capitalに対して法的アドバイスを提供しています。最近では、BW ESS社との提携によるオーストラリアでのバッテリー・プロジェクト向け投資プラットフォームの立ち上げや、総額30億米ドルのエクイティ(サイドカーによる共同投資を含む)を調達したGateway Real Estate Fund VIIの組成とクロージングなど、数多くの重要な取引を成功に導いています。