弁護士インタビュー


インタビュー動画

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74期 大橋真葵子(アソシエイト)


74期 吉川照現(アソシエイト)



インタビューレポート

  • 70期

    野村 卓矢 Takuya Nomura

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    ベーカーマッケンジーを選んだ理由は?

    私が当事務所への入所を決めた理由は大きく分けて2点あります。

    1つは、今後益々グローバル化が進む世界において、世界各国に現地専門家で構成されたオフィスを有し、様々な法域を跨いだ案件をワンストップで取り扱うことができる点が必ず必要とされると確信し、自分もそのような案件の中で力を発揮したいと考えたからです。入所後すぐに、そのような強みを感じる業務に携わることができましたが、他方で、当事務所は、国際案件に限らず国内案件においても強みを有しており、例えば、入所2年目から、国内水道民営化第1号案件という業界的にも重要な案件の担当を任されるなど、良い意味で期待を裏切られた部分もありました。

    2つ目は、弁護士の人柄に心惹かれたからです。私は、就職活動に当たって様々な事務所を訪問しましたが、事務所訪問に当たってお話させていただいた先生方全員が深く私の話に耳を傾け、将来のキャリア形成等について真摯にアドバイスを下さった点に、温和かつ風通しの良い雰囲気を感じ、この環境でファーストキャリアを築きたいと考えました。この印象は入所後現在に至るまで変わっておらず、私自身も周りの方々にそう思ってもらえるよう、日々心を配っています。


    日々どのように過ごしていますか?

    私の最近の1日の過ごし方をご紹介します。

    新型コロナウイルスの影響が落ち着いた現在は、基本的には事務所に出勤して執務しつつ、状況に応じて自宅でのリモートワークも併用する形で仕事を行っています。私は、事務所では固定席を持たず、多種多様なフリーアドレス席の中からその日の気分に応じた席を選んで業務を行っています。フリーアドレス・スペースでは、自分と異なるプラクティス・グループの弁護士が入り混じって仕事をしているため、グループを超えた交流が生まれ、日々新鮮な気持ちで業務に取り組むことができます。他方、リモートワークを選択する日も、新型コロナウイルスの影響下でリモートワークが推奨された期間中、自宅での仕事環境を整えたため、オフィスに出勤した際と遜色ない効率で業務を行うことができています。日々の業務としては、例えば、契約書のレビュー・作成、クライアントからの質問対応、法令等のリサーチ、会議への出席等がありますが、いずれも事務所にいる場合とリモートワークの場合とで、ほぼ変わらない効率で作業ができています。事務所内外の人との交流という面でも、メール、電話、チャットシステム等でいつでも素早くコミュニケーションを取れる整備が整っているため、常に効率的に業務を進めることができます。

    日々の業務の中で生じた問題等に関しては、定期的に開かれるスーパーバイザーの弁護士との面談で相談することもできます。当事務所では、Supervising Partner制度という一種のメンター制度が存在し、アソシエイト弁護士1人ずつに担当のスーパーバイザーが付いて、日ごろの業務の量及び内容、将来のキャリア形成、ワークライフバランス等の幅広いトピックについて相談できる体制が取られています。日々の業務を続けていく中で、取り扱う業務や自分の将来について悩みが生ずることも少なくなく、そういった場合の相談先が確保されていることで、問題の解決策や次の目標等を見据えやすい環境が整っていると思います。


    これから弁護士を目指す皆様へ一言

    以上のほかにも、当事務所の特徴や取り扱っている業務の具体的な内容など、現在企業法務・渉外法務系の弁護士を目指されている方にお伝えしたいことは多くありますが、当事務所の雰囲気等も併せて知っていただけるよう、まずは一度、事務所説明会や各種ジョブプログラム等を通じて、当事務所にお話を聴きに来ていただければと思います。

    チャレンジングな環境の中で自らを成長させたい、日本あるいは世界の経済発展に寄与したいという、主体性・積極性のある方とお会いできることを楽しみにしています。

    (2024年1月時点)

  • 70期

    野村 卓矢 Takuya Nomura

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    ベーカーマッケンジーを選んだ理由は?

    私が当事務所への入所を決めた理由は大きく分けて2点あります。

    1つは、今後益々グローバル化が進む世界において、世界各国に現地専門家で構成されたオフィスを有し、様々な法域を跨いだ案件をワンストップで取り扱うことができる点が必ず必要とされると確信し、自分もそのような案件の中で力を発揮したいと考えたからです。入所後すぐに、そのような強みを感じる業務に携わることができましたが、他方で、当事務所は、国際案件に限らず国内案件においても強みを有しており、例えば、入所2年目から、国内水道民営化第1号案件という業界的にも重要な案件の担当を任されるなど、良い意味で期待を裏切られた部分もありました。

    2つ目は、弁護士の人柄に心惹かれたからです。私は、就職活動に当たって様々な事務所を訪問しましたが、事務所訪問に当たってお話させていただいた先生方全員が深く私の話に耳を傾け、将来のキャリア形成等について真摯にアドバイスを下さった点に、温和かつ風通しの良い雰囲気を感じ、この環境でファーストキャリアを築きたいと考えました。この印象は入所後現在に至るまで変わっておらず、私自身も周りの方々にそう思ってもらえるよう、日々心を配っています。


    日々どのように過ごしていますか?

    私の最近の1日の過ごし方をご紹介します。

    新型コロナウイルスの影響が落ち着いた現在は、基本的には事務所に出勤して執務しつつ、状況に応じて自宅でのリモートワークも併用する形で仕事を行っています。私は、事務所では固定席を持たず、多種多様なフリーアドレス席の中からその日の気分に応じた席を選んで業務を行っています。フリーアドレス・スペースでは、自分と異なるプラクティス・グループの弁護士が入り混じって仕事をしているため、グループを超えた交流が生まれ、日々新鮮な気持ちで業務に取り組むことができます。他方、リモートワークを選択する日も、新型コロナウイルスの影響下でリモートワークが推奨された期間中、自宅での仕事環境を整えたため、オフィスに出勤した際と遜色ない効率で業務を行うことができています。日々の業務としては、例えば、契約書のレビュー・作成、クライアントからの質問対応、法令等のリサーチ、会議への出席等がありますが、いずれも事務所にいる場合とリモートワークの場合とで、ほぼ変わらない効率で作業ができています。事務所内外の人との交流という面でも、メール、電話、チャットシステム等でいつでも素早くコミュニケーションを取れる整備が整っているため、常に効率的に業務を進めることができます。

    日々の業務の中で生じた問題等に関しては、定期的に開かれるスーパーバイザーの弁護士との面談で相談することもできます。当事務所では、Supervising Partner制度という一種のメンター制度が存在し、アソシエイト弁護士1人ずつに担当のスーパーバイザーが付いて、日ごろの業務の量及び内容、将来のキャリア形成、ワークライフバランス等の幅広いトピックについて相談できる体制が取られています。日々の業務を続けていく中で、取り扱う業務や自分の将来について悩みが生ずることも少なくなく、そういった場合の相談先が確保されていることで、問題の解決策や次の目標等を見据えやすい環境が整っていると思います。


    これから弁護士を目指す皆様へ一言

    以上のほかにも、当事務所の特徴や取り扱っている業務の具体的な内容など、現在企業法務・渉外法務系の弁護士を目指されている方にお伝えしたいことは多くありますが、当事務所の雰囲気等も併せて知っていただけるよう、まずは一度、事務所説明会や各種ジョブプログラム等を通じて、当事務所にお話を聴きに来ていただければと思います。

    チャレンジングな環境の中で自らを成長させたい、日本あるいは世界の経済発展に寄与したいという、主体性・積極性のある方とお会いできることを楽しみにしています。

    (2024年1月時点)

  • 69期

    桒原 里枝 Rie Kuwabara

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    ベーカーマッケンジーを選んだ理由は?

    私が当事務所を就職先に選んだ理由は、当事務所が、国内の大きな案件のみならず、クロスボーダーを始めとする国際的な案件を数多く扱っており、海外オフィスとの連携を通じて、クライアント企業に対して当事務所にしかできない重要な役割を果たすことが出来ると考えたからです。
    企業法務や海外案件を取り扱う法律事務所は他にもありますが、各国オフィスとのネットワークをフルに活用して、先端的かつ社会的意義の大きな案件にワンチームとして対応できる点に、当事務所の最大の特徴があります。


    どのような時にやりがいを感じますか?

    私が所属する紛争解決チームの取扱分野は、国内の大規模な訴訟、日本企業の海外におけるクロスボーダー訴訟や仲裁といった紛争案件のみならず、法令違反・不正調査対応など多岐にわたります。これらの業務を通じて学ぶことは挙げるときりがありませんが、当たり前のように捉えていた日本の法制度との相違に直面することで、多角的な法的分析能力や的確に伝える起案能力を養うことができ、日々の成長に繋がっていることを実感しています。司法試験の受験勉強をしていた学生時代は、弁護士の仕事といえば、法廷で訴訟を遂行するイメージしかなかったため、当事務所に入所後、弁護士業務の幅広さや活躍できる局面の多さを目の当たりにし、やりがいを感じています。


    ベーカーマッケンジーといえば?

    当事務所では、グローバルネットワークが強固であり、日常的に海外オフィスの同僚と案件に携わる機会がありますが、案件を通じて親しくなった同僚とMicrosoft TeamsやZoom等のツールを利用してカジュアルにコミュニケーションをとれたり、年に何度か開催される事務所内のトレーニングを通して、案件とは別にさらに仲を深めていけるのも、当事務所の魅力の一つではないかと思います。
    さらに、案件以外においても、世界をリードする国際的な法律事務所として、グローバルレベルで積極的にインクルージョン&ダイバーシティを推し進めており、コロナ渦以前からリモートワークが推奨されるなど、時代に沿った様々な働きやすい環境が整備され、各々が最大限の実力を発揮できるよう工夫されています。一般企業と比較して、法律事務所の執務環境が整備されていないことはよく耳にする話ですので、当事務所のインクルージョン&ダイバーシティに関する取り組みは、女性も働きやすい画期的な施策であると自負しております。

    留学について

    当事務所では、入所後3年目以降のアソシエイトが米国、英国等の海外ロースクールに進学する留学プログラムがあります。私は、入所後5年半執務した後、カリフォルニア州立大学バークレー校 (UC Berkeley) に留学いたしました。バークレー校へ進学を決めた理由は、以前ロースクールのDean(学長)が当事務所を訪問した際、知財・テック分野のみならず、ビジネス(企業法務)分野においても全米ロースクールで1位の実績を誇っていると伺い、専門分野以外の科目を幅広く履修することで留学後のキャリアアップに繋がると考えた点です。私は、他法律事務所に勤務する夫と留学時期を合わせて渡米しましたが、コミュニティの幅を広げるため、夫とは別のロースクール進学を希望していました。このため、同じ州の異なるロースクールへの進学という非常に限られた選択肢の中、出願段階よりバークレー校のアドミッションオフィスが親身かつ柔軟に対応してくださったことも進学の決め手となりました。

    バークレー校では、ヘルスケア、連邦海外腐敗行為防止法 (FCPA)、サイバーセキュリティ等の専門分野に親和性のある実務科目を広く履修することで先端的な運用を学ぶとともに、必須科目であるLegal Research and Writingの授業を通して、弁護士として最も重要なライティングスキルを徹底的に取得することが出来ました。留学中、当事務所の世界各国のオフィスの同僚と知り合い、業務を超えた絆を深めることが出来た点、また、バークレー校のビジネススクールやスタンフォード大学のメディカルスクールの学生が主催するヘルスケア学生団体に積極的に参加し、専門分野であるヘルスケアのフィールドにおいて多様なバックグラウンドを有する学生と大学を超えた繋がりを持つことが出来た点も留学で得た大きな財産となっています。


    これから弁護士を目指す皆様へ一言

    世界で活躍する国際的な弁護士としての気概を持つ方に、是非、当事務所に加わっていただきたいと思います。
    やる気のある皆さんと一緒にお仕事が出来ることを心待ちにしております。

    (2024年1月時点)

  • 67期

    近藤 友紀 Yuki Kondo

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    ベーカーマッケンジーを選んだ理由は?

    私は、当事務所のIPTechグループに所属しています。私は学生の頃から知的財産法分野への関心が強く、英語を使ったグローバル業務に携わりたいとの思いもあったことから、知的財産法分野の独立したプラクティスグループを有しており、国内案件とクロスボーダー案件をバランスよく取り扱うことができる当事務所に魅力を感じ、入所しました。


    所属グループについて教えてください

    私の所属するIPTechグループでは知的財産法分野の業務とテクノロジー法関連の業務を行っています。知的財産法分野の業務としては、例えば知的財産権訴訟、商標出願、各種知的財産権に関する契約書(キャラクター、ブランド、ソフトウェア等に関するライセンス契約、共同開発契約、製造販売委託契約、知的財産権の譲渡契約、オプション契約等)の作成及びレビュー、ブランド保護や知財戦略に関するアドバイスがあります。テクノロジー法関連の業務としては、プライバシーポリシーや個人情報関連の社内規程の作成・整備等の個人情報保護法関連の業務、電気通信事業法・特定電子メール法・特定商取引法・景表法・電子署名法等のデータを取り扱うビジネスやオンライン上の商取引・マーケティングに関連する法律のアドバイスや契約書の作成等を行っています。
    IPTechグループはベーカーマッケンジーの海外オフィスと一緒に仕事をすることが多いため日常的に海外オフィスのメンバーと連絡をとりながら案件を進めています。最近ではクライアントの産業分野に応じたインダストリーグループごとの活動が活発なため、その繋がりで東京事務所の他のプラクティスグループのメンバーや海外オフィスのメンバーとも仕事をする機会が多くあります。


    どのような育児へのキャリアサポートがありますか?

    当事務所の良いところは個人の希望や事情に応じた多様な働き方やキャリアパスを尊重し、サポートしてくれるところだと思っています。私は当事務所に入所してから子どもを2人出産しました。出産の際には当事務所の14週間の産休制度(有給)をそれぞれ利用しました。職場復帰に関してはグループのパートナーが復帰のタイミングや復帰した際の勤務時間・ワークスタイルを自由に決めてよいと言ってくれたので、子どもの預け先がなかなか確保できなかった2人目の出産後は時短勤務とリモート勤務を組み合わせて徐々にフルタイム勤務に戻していきました。当事務所には育休制度もあるため産休後に育休を取得している専門家もいますし、ノンプライマリーケアギバー休暇(有給)が認められているためご家族の出産に伴って休暇を取得している男性の専門家もいます。その他にも子どもがいる所員はベビーシッターの利用料補助制度や事務所内におけるペアレントルーム(子どもを連れてくることができる個室)の利用等、各種のサポートを受けることができます。

    子どもがいると仕事中に保育園から急に呼び出されたり、一日の中でどうしても業務に対応できない時間帯があったりしますが、一緒に仕事をしているチームメンバーが私の不在時のカバーをしてくれたり、私の事情を理解して会議時間を調整してくれます。また当事務所は新型コロナウイルスの感染拡大前から自由にリモートワークができる環境にありましたが、新型コロナウイルスの感染が拡大して以降は当事務所全体でリモートワークが浸透したため、より一層フレキシブルな働き方ができるようになったと感じています。今は仕事の合間に家事を済ませるなど時間を効率的に使うことができています。育児と仕事との両立は簡単ではありませんが、当事務所のサポートや周りの同僚の理解と協力に助けられ、出産後も仕事を続けることができました。
    私は当事務所から専門家としての成長の機会も数多くいただいています。出産前も出産後も変わらず、興味深い案件に関与させていただけたり、海外でトレーニングやセミナーで講演等の機会を通じて自身の成長を感じられることが私の仕事へのモチベーションや日々の充実に繋がっています。


    留学とカリフォルニアでの実務経験について

    私は2021年夏よりカリフォルニア州立大学バークレー校に留学するため家族とともに渡米し、2022年に同校のLL.M.プログラムを修了しました。新型コロナウイルスにより2020年3月からキャンパスは閉鎖され、オンラインでの授業が続いていたのですが、ちょうど2021年の秋学期から対面授業が再開したため留学中は授業やイベント等を通じてクラスメイト達と交流を深めることができました。バークレー校のLL.M.プログラムは私の専門分野である知的財産法、プライバシー法、テクノロジー法の授業が充実していたので、最先端の法令、事例、実務運用を幅広く学び、この分野の知識や理解を深める上でとても有益だったと感じています。

    LL.M.プログラム終了後はロサンゼルスに拠点を移し、当事務所のロサンゼルスオフィスに所属しながら1年間の実務経験を積みました。私はカリフォルニアのプライバシーチームと一緒に仕事をする機会が多く、プライバシー案件に関与したり、プライバシー法令に関する事務所内部の勉強会やクライアント向けイベントに出席することで最新の実務に触れながら現地の同僚やクライアントと良い関係を築くことができたと思っています。この2年間のアメリカ生活で得たものは数多くありますが、出会った人たちとの繋がりと知的財産・プライバシー・テクノロジー法分野の専門家としての自信は今後も私のキャリアを支えてくれると信じています。


    これから弁護士を目指す皆様へ一言

    当事務所は、個人の考えや個性を尊重し、やりたいことを全力でサポートしてくれる事務所です。そして世界で挑戦するクライアントをクライアントと同じ目線でサポートすることを理念とする事務所です。当事務所にはそのような理念やカルチャーを共有する素晴らしい仲間がいます。私たちと一緒に世界で挑戦し、成長していきたい方をお待ちしています。

    (2024年1月時点)

  • 64期

    和田 卓也 Takuya Wada

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    ベーカーマッケンジーを選んだ理由は?

    私が当事務所を就職先に選んだ理由の一つとして、当事務所が、グローバルファームでありつつも日本に確たる軸足を置き国内案件も多数取り扱うという独自の特色を有する法律事務所であったという点があります。この印象は今でも変わっておらず、ダイナミックなクロスボーダー案件に対応し海外オフィスの同僚と幅広いコミュニケーションを取りつつ、日本国内の案件で国内法の詳細かつデリケートな解釈が要求される対応も行うような毎日を過ごしています。


    アソシエイト・トランスファー・プログラムとはなんですか?

    当事務所は世界中に現地法資格のメンバーを主軸としたローカルオフィスを有しており、これらの各オフィスと共同で行われる様々なトレーニングの機会は豊富なのですが、中でも、アソシエイトのトレーニングの一環として、これらのオフィスのうちの一つ又は複数で実際に勤務をする経験を得るためのプログラム(ATP:Associate Transfer Program)が提供されていることも、当事務所の特徴の一つと言えるかと思います。私自身も米国への留学後、同プログラムを利用してベーカーマッケンジーのバンコクオフィスで一年間業務を行いました。同じベーカーというファームの中での業務となりますので、過去の担当案件やアジアパシフィック地域のアソシエイトトレーニングなどを通じて以前から知り合いであった現地の同僚も数多くおり、すぐに現地の仲間に溶け込むことができましたし、また、いわゆる「日本の提携先である外部事務所から来たお客さん」としてではなく、実際の戦力として現地オフィスで働いた経験は何物にも代えがたい貴重なものとなりました。


    ベーカーマッケンジーとはどんな事務所?

    このページをご覧になっている皆さんの中には、ベーカーマッケンジーは「米国系」の事務所だとご認識されている方もいらっしゃるかもしれません。ベーカーマッケンジーという事務所がシカゴで生まれたのは事実なのですが、実際に働いてみると「グローバルローファーム」という感覚は常にありますが、「米国系」というイメージは全くありません。当事務所の米国のオフィスがいわば本社のような形で他のオフィスと異なる特別な立場にあるわけでもありませんし、ファーム全体を率いるGlobal Chairに就任したパートナーの出身地も、フランス、ブラジル、イギリス、香港など非常に多様です。欧米に起源を持つグローバルファームの中で、アジア人であってもファーム全体のトップになることができるのは当事務所だけではないでしょうか。グローバルローファームでありながらフラットかつ多様性に富んでいる組織であるという点は、我々日本人弁護士にとって当事務所の大きな魅力の一つだと思います。実際に東京オフィスの中でも、グローバルレベルやアジアパシフィックレベルでのプラクティスグループやインダストリーグループのトップとして活躍しているメンバーは数多くおり、国内で生まれ育った日本人弁護士も当然その中に含まれています。


    これから弁護士を目指す皆様へ一言

    ベーカーマッケンジーは、国内案件・国際案件ともにしっかりと取扱いつつ、日本人弁護士として、国籍や出身地を問わないグローバルなプラットフォームの中で世界規模の役割を担うことが可能な事務所です。日本法の弁護士としての能力を身に付けつつ世界の舞台で活躍したいという強い想いを持っている皆さん。ぜひ一度当事務所の話を聞きに来て頂ければと思います。

    (2024年1月時点)

  • 62期

    鈴木 惇也 Junya Suzuki

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    ベーカーマッケンジーを選んだ理由は?

    私は、2010年1月に当事務所に入所しました。当事務所を就職先に選んだきっかけは、サマージョブ・プログラムでした。このプログラムを通じて、実際のファイナンス案件の契約書についてレビューしたり当事務所の先輩弁護士と議論をする中で、学生の意見であっても真剣に耳を傾けてくれる当事務所の風通しの良さを感じ、直感的に自分に合っていると感じました。また、企業法務に携わるのであればクロスボーダー案件を主軸としたいと思っていたところ、日本における強い基盤と世界最大級のグローバルネットワークの両方を有する当事務所が最も私の希望に沿っていると思い、入所を決めました。
    現在はM&Aと事業再生・倒産に関する業務を中心に取り扱っており、関与する案件の多くは入所に志したとおりクロスボーダー案件です。最近では、100を超える法域が関連する日本企業によるアウトバウンドM&A案件や、負債総額が1兆円を超えるような日本企業の国際倒産案件にも主要メンバーとして関与でき、インターナショナルローファームとして果たすことのできる社会的役割を強く実感しています。
    また、当事務所には、産業分野ごとのグループもあり、私はヘルスケア・ライフサイエンスグループなどに所属しています。ヘルスケア・ライフサイエンスに関する業務では、法務・知財・規制への精通だけでなくテクノロジーや業界慣行などの理解も求められ、日本においては先例のない問題に遭遇することも多いのですが、グローバルで共有する幅広い知識やノウハウ、先例を活用することで付加価値のあるサービスを提供できていると思います。異業種の企業やベンチャー・スタートアップ企業の参入が相次ぐ成長著しい産業分野であり、日々やりがいを感じています。


    留学について教えてください

    2014年から1年間、米国バージニア大学のLL.M.プログラムに留学しました。実務から離れて留学することについては時間の無駄という意見も耳にしますが、個人的には、弁護士としてのキャリア・プランニングや、米国倒産法制についての体系的な勉強・執筆活動など、業務に忙殺されて留学前はできなかったことに落ち着いて取り組むことができ、また、世界各国から集まった同級生たちと日々酒を酌み交わし、他愛もない話から将来の夢まで語り合い、かけがえのない1年間だったと思います。


    ロンドン駐在での経験をおしえてください

    2015年に留学から帰国し、更に実務経験を重ねた後に、2018年から2年弱、Associate Transfer Program(ATP)により、当事務所のロンドンオフィスに駐在しました。このATPは、単なる海外実務研修ではなく、個々の弁護士のキャリアにとっても東京オフィス全体にとっても大きな戦略的意味を有しています。海外赴任する弁護士は、自分自身で主体的に現地でのネットワークを築き、東京オフィスと現地オフィスとの架け橋となって日本企業による現地での事業をより盤石にサポートすることなどが期待されます。私の場合は、英国によるEU離脱(Brexit)を控えた時期に渡英したため、日本企業によるBrexit対応への支援が大きな役割の1つとなりました。現地での活動を通じて、ベーカーマッケンジーの欧州各オフィスの同僚だけでなく、欧州拠点を有する日本企業の多くの駐在員の方と公私ともに交流を深めることができ、現地での人脈は帰国後においても貴重な財産となっています。また、日本では米国の法実務の影響が色濃いですが、アジアを含む世界の国際取引においては英国やその影響を強く受けた法域(例えば香港、シンガポール、オーストラリア)の法律を準拠法とする契約も多く、英国の法実務の理解も非常に重要です。ロンドン駐在を通じて、英国の法実務への理解を深めることができ、英国ソリシター資格を取得できたことも、私のキャリアにとっては有意義だったと思います。


    これから弁護士を目指す皆様へ一言

    私の弁護士としての実務経験は10年を超えましたが、この間、世界経済危機や東日本大震災、新型コロナウイルス感染症の拡大など、経済社会全体に大きな影響を及ぼすような事象が複数起こり、また、AIなどの飛躍的な技術的革新もあって、弁護士を取り巻く環境や弁護士に期待される役割・スキルは急速に変化してきたように思います。チャレンジングな状況ではありますが、ベーカーマッケンジーは、今後も続くであろうそのような変化の波に迅速かつ柔軟に対応する上で必要なリソースを備えており、皆さんの弁護士としての成長を強くサポートできる事務所だと思います。共に成長していくことのできる同志をお待ちしております。

    (2024年1月時点)

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